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タイヤの点検 タイヤの溝をチェックして交換時期を見極めましょう

点検 1

タイヤの点検・交換時期

タイヤは定期的に点検しましょう

タイヤ点検

自動車と路面の唯一の接点であるタイヤは、車体を支えると同時に、走る、曲がる、止まるという走行要素の核となる重要なパーツです。タイヤが劣化していたり、 偏摩耗 が進んでいると、走行性能が低下し、制動距離も伸びてしまいます。傷や深い ひび割れ などが入っていたり、金属片などの異物が刺さったままで走ると、タイヤ自体の重大な損傷にもつながるので危険です。安全・安心なドライブのためにも、タイヤは定期的に点検してください。

※タイヤの異常や不安な点が見られましたら、タイヤ専門店へご相談ください。
最寄りのダンロップタイヤショップは こちら から検索できます。

タイヤの点検ポイント

空気圧の点検

残溝

ウエット路面でのブレーキ・ハンドリング・グリップを維持するために

タイヤの溝
点検箇所
タイヤの溝がすり減っていませんか?
タイヤの溝

タイヤがすり減ると溝がなくなり、スリップサインが出ます。
なお、溝の深さ1.6mm未満のタイヤは使用してはいけないと法律で定められています。
スリップサインとは溝の深さが1.6mmを示す目安です。

溝がすり減ると

※ハイドロプレーニング現象とは雨の日などの高速走行中にタイヤが水の上に乗り上げてハンドルやブレーキが効かなくなる現象です。

タイヤの溝深さと制動距離の関係(PCタイヤ):スリップサインが露出すると、約10mも制動距離が伸びてしまいます。
点検&メンテナンス方法
■トレッド全周の4~9箇所にあるスリップサインが出てないか定期的に確認してください。

※スリップサインはタイヤ側面にある「△」マークの延長線上の溝でご確認ください。

スリップサイン
■専用のツールで計測して残溝1.6mm未満なら即交換、4.0mm以下なら早めに交換をしましょう。
デプスゲージ

偏摩耗

タイヤを長持ちさせるために

トレッドパターン
点検箇所 トレッド
タイヤの一部がツルツルになっていませんか?
トレッドパターン

タイヤの一部が偏って 摩耗 している状態を 偏摩耗 といいます。

偏摩耗が発生すると

  • 1. 走行性能が低下します
  • 2. ブレーキ性能が低下します
  • 3. 他の溝が充分に残っていても使用できなくなることがあります

主な原因

  • ショルダー摩耗
    ショルダー摩耗
    ●空気圧が低すぎる
    ●リム幅が広すぎる
  • センター摩耗
    センター摩耗
    ●空気圧が高すぎる
    ●リム幅が狭すぎる
  • 片側摩耗
    片側摩耗
    ●ミニバンのように重いクルマ
    ●アライメントが不適正
点検&メンテナンス方法
  • ■定期的に目視で摩耗状態を確認してください。
  • 空気圧 不足・過多にならないように調整をしましょう。
  • ■5,000kmを目安にタイヤの ローテーション をしましょう。
ローテーション方法

キズ

パンクなどのタイヤトラブルを防ぐために

タイヤ側面についた傷
点検箇所 全体
タイヤの表面や側面に キズ はありませんか?
タイヤ側面についた傷

路上の障害物や縁石などとの接触などにより、
タイヤに亀裂や釘などの異物が刺さっている場合があります。

キズが発生していると

  • 1. パンク などの原因になります。キズなどがタイヤ内部に達している場合は使用できません

※詳しくはタイヤ販売店にご相談ください。

点検&予防方法
  • ■キズの有無や異物が刺さっていないか定期的に確認してください。
  • ■縁石などにタイヤ側面を接触させないように注意してください。

変形

ピンチカット

盛り上がったような変形を見つけたら至急タイヤ交換をしてください。
内部のコードが切れている( ピンチカット )可能性があります

バルジデント

側面に帯状の凹凸ができる場合があります。内部構造上起きる「バルジデント」とい、不良品ではありません。詳しくはタイヤ販売店におたずねください。

点検&予防方法
  • ■変形している箇所がないか定期的に確認してください。
  • ■縁石などにタイヤ側面を接触させないように注意してください。

ひび割れ

ひび割れ

直射日光下での保管や、つや出し剤の塗りすぎなどにより、 ひび割れ がタイヤの内部に達している場合使用できません。

※詳しくはタイヤ販売店にご相談ください。

点検&予防方法
  • ■つや出し剤を使用する際は適正使用量を守りましょう。
  • ■タイヤを正しい方法で保管しましょう。
  • ホイール を装着して保管する場合は空気を抜いてください。
  • ・ホイールから外す場合はタテ置きにしてください。
タイヤ保管時の注意

雨や直射日光が当たる場合、モーターやバッテリーなどオゾンが発生する機器の近く、油やストーブなどタイヤを劣化させるものの近くでは保管しないでください。

長期経過タイヤの点検・交換について

タイヤは様々な材料からできたゴム製品であり、ゴムの特性が経時変化するのに伴いタイヤの特性も変化します。
その特性の変化はそれぞれ環境条件・ 保管 条件及び使用方法(荷重、速度、空気圧)などに左右されますので、点検が必要です。従って、お客様による日常点検に加え、使用開始後5年以上経過したタイヤについては、継続使用に適しているかどうか、すみやかにタイヤ販売店等での点検を受けられることをお奨め致します。
同時に スペアタイヤ についても点検を受けられることをお奨め致します。
また、外観上使用可能のように見えたとしても(溝深さが法律に規定されている値まですり減っていない場合も)製造後10年(注)経過したタイヤ(含むスペアタイヤ)は新しいタイヤに交換されることをお奨め致します。
なお、車両メーカーがその車の特性からタイヤの点検や交換時期をオーナーズマニュアル等に記載している場合もありますので、その記載内容についてもご確認ください。