タイヤの点検 正しいタイヤ・スタッドレスタイヤの保管のポイント
タイヤは主材料にゴムを使用しています。ゆえに、自動車に装着して使用していない場合でも、自然と劣化してしまいます。
これはスタッドレスタイヤも同様です。劣化のスピードは保管方法によって大きく変わります。
劣化の主要因となる直射日光や熱、油類などからタイヤを守って保管すれば、ゴムの変質は遅くなるのです。
ただし、適切な保管方法をとっていたとしても、長期に保管したタイヤは劣化が大きく進んで安全に走行できない場合があります。
装着前にしっかりと点検を行い、安全なタイヤであることを確認してから使用してください。
不安な点があれば、タイヤ専門店にご相談ください。
タイヤの保管のコツその1
雨や水などがタイヤに当たる場所や湿度の高い場所での保管は避けてください。
ゴムの変質が早まり、タイヤが劣化する原因となります。
ホイールを外してタイヤ単体で保管する場合は、タイヤ内部に水分が入らないよう注意して保管してください。
スタッドレスタイヤの場合、融雪剤や水分を落としよく乾かして、水分がなくなった状態で保管するようにしましょう。
タイヤの保管のコツその2
タイヤは紫外線にあたったり、高温の場所に長期間置いておいたりすると、ひび割れなどの劣化が起こります。カバーなどをかけて涼しい場所に保管しましょう。
タイヤの保管のコツその3
モーター使用機器やバッテリー、モーターなど、腐食性が高いオゾンが発生する機器の近くで長期間保管するとひび割れなどの劣化が起こります。
タイヤの保管のコツその4
ゴムはその性質上、油類との相性がよくありません。タイヤワックスなどをかけている場合は、拭き取ってから保管するようにしましょう。
タイヤの保管のコツその5
タイヤをホイールに装着したままで保管する場合は、空気を抜いて内圧を弱め、ゴムの劣化を防ぎましょう。ホイールから外して保管する場合は、変形しやすいので原則として縦置きで保管しましょう。
平積みをする際には、下になるタイヤの変形に注意してください。
また、1カ所の接地面にストレスを与え続けるとフラットスポットなどができてしまうので、ときどきはタイヤの積み替えを行ってください。