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TOKYO AUTO SALON 2016 REPORT

オートサロン初日にデビューし、3日目の最終ステージで解散!
期間限定のアイドルユニットが“カッコカワイイ”ダンスを披露

ブースの一番奥には、超大型モニターを中央に、レーシングカート用の小さなタイヤからトラック用の大型タイヤまでのDUNLOP製品をフルラインアップで展示したコーナーを左右に据えるメインステージが設置されます。ここでは、期間限定アイドルユニットのダンスショーとモータースポーツに関するトークショーが行われました。
ダンスを披露するのは、オートサロンの初日にデビューを飾り、3日目の最終ステージで解散という、期間限定のアイドルユニットの「Mottie!!」です。DUNLOPタイヤの特長である長持ちの“持ち”からMottie!!(モッティー)と命名した新ユニットは、橋本真依さん(まいまい)、小林美波さん(みーな)、汐海夏那さん(かなな)、大嶋江里菜さん(えり)の4人で結成されました。今回のショーのために作られたキャッチーな歌と踊りを、元気いっぱいに、しかも可愛いいミニスカ衣装で披露するMottie!!。DUNLOPブースを、より華やかなムードに盛り上げていました。

スーパーGT、ニュルブルクリンク、ラリーという3カテゴリーの モータースポーツをテーマにしたトークショーを展開

1月16日と17日には、メインステージでモータースポーツをテーマにした
3タイトルのトークショーが行われました。

 まずは「ニュルブルクリンクトークショー」。DUNLOPにとって究極のタイヤテストの場ともいえるニュルブルクリンク24時間耐久レースの2015年大会において、DUNLOPユーザーの「SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2015」が見事にクラス優勝を果たしました。その軌跡を語ってもらおうと、チーム総監督でSTIモータースポーツ プロジェクト室 室長の辰己英治さんとドライバーとしてニュルに初参戦した山内英輝選手をゲストに招きました。
レースを振り返って、辰巳総監督はこう切り出しました。「今回のニュルは時折、雨の降っているところと降っていないところが混在し、非常に難しいコンディションでした」。となると、難しいのがタイヤの選択。ここでチームは大きな勝負に打って出ます。山内選手をスリックタイヤのままで2スティント走らせたのです。「DUNLOPのスリックタイヤは、想像以上に雨に強い。ドライビングスキルの高い山内なら、きっと乗りこなせると思った」。この辰巳総監督の発言に、山内選手は応えます。「小雨の箇所も多かったが、タイヤからのフィードバックは十分にあった。これならいけると思いました」。ライバルチームがピットインしてウェットタイヤに交換するなか、山内選手ドライブのWRX STIはSP3Tクラスながら格上のGT3クラスに匹敵、時には凌駕するラップタイムを刻み、2位以下に大きなマージンを築いていきます。ドライバー交代後もWRX STIは順調に周回を重ね、そのままクラストップでチェッカーを受けました。「2スティント走行というドライバー交替のスケジュール変更があったため、チェッカードライバーは山内に巡ってきました。彼の頑張りに対するちょっとしたご褒美ですかね」という辰巳総監督の弁に、山内選手は「ありがとうございます!」と笑顔で答えました。
2016年の同レースにもDUNLOPタイヤを履いた「SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2016」を駆って参戦予定の辰巳総監督と山内選手。辰巳総監督は「連覇を目指す」。山内選手は「初心を忘れず、ドラブルに巻き込まれないように走らせれば、結果はついてくる」と意気込みを語りました。ちなみにトークショーの去り際、辰巳総監督は展示されているGAINER TANAX GT-Rを見て、こうつぶやきました。「昨年はあのGT-Rに負けましたが、今年はSUBARU BRZ GT300(もちろんDULOPタイヤ装着車)で雪辱を果たしたい。そして、あの場所にBRZ GT300を飾ってもらいます」。果たして、2017年オートサロンのDUNLOPブースの雛壇に上がるのは、GT-RかBRZか――。楽しみにしています。

2つめは「SUPER GTチャンピオン トークショー」。ゲストは、「GAINER TANAX GT-R」をGT300
クラスのチャンピオンに導いた田中哲也監督と、ドライバーズランキング2位に輝いた千代勝正選手です。

 今シーズンを振り返って、田中監督はこう総括しました。「GT-Rのセッティングもうまくいき、いいシーズンが送れました」。また、千代選手は「タイヤ競争が激化するなか、DUNLOPがレース毎に素晴らしいタイヤを作ってきてくれたことも、勝利のポイントです」と続けました。もうひとつ、田中監督は「距離の長いレースに強かった」ことをチャンピオン獲得の要因として指摘します。「DUNLOPタイヤが持つという前提で、長距離レースでの作戦が立てられた。早めのピットインにその後のロングスティント、すべて他チームに先行してレースを展開できた」。さらに千代選手は、「僕は雨のレースが結構多いのですが(笑)、DUNLOPタイヤはよくグリップしてくれるし、持ちもいい」と評価しました。富士や鈴鹿での勝利の背景には、実はこうしたタイヤの好要素があったのです。
来シーズンもDUNLOPとタッグを組んでSUPER GTシリーズに参戦する田中監督と千代選手。目標は「もっと完璧なチャンピオンになる」ことだそうです。
ちなみに、トークショーではSUPER GT以外の話題にも注目が集まりました。田中監督がドライバーとなり、プロモーション映像用にGAINER TANAX GT-Rを完全封鎖のMAZDAターンパイク箱根(旧・箱根ターンパイク)で走らせたのです。タイヤはレース用で、路面はセミウエット。でも、「サーキットと同様、タイヤは有効なグリップを発生し、ダウンフォースも十分に利いた」そうです。「レース用タイヤといえども、基本は公道用タイヤとつながっている。転がり抵抗の低減と高グリップとの両立とかね」。DUNLOPはレースを技術開発のひとつの場として捉えています。過酷な走行状況ではタイヤの多様なデータ蓄積が可能で、それを活用すればタイヤの要求案件、具体的にはドライおよびウエットのグリップ力や耐摩耗性、直進安定性、転がり抵抗を踏まえた省燃費性能などの向上につなげられるからです。田中監督の言葉は、まさにDUNLOPの姿勢を代弁するものでした。

3つめのトークショーのテーマは「ラリーをもっと楽しもう!」です。
ゲストには全日本ラリー選手権で4連覇を含む6度の総合チャンピオンに輝いた勝田範彦選手、そして
2002年から2005年まではドライバーとして、2010年からは勝田選手などのコ・ドライバーとして
活躍する足立さやか選手を招きました。

 ショーは大型スクリーンに映し出されるSS(スペシャルステージ)走行シーンの室内映像から始まりました。スピード感あふれる車外の風景に、緊迫感漂うコ・ドライバーのコース指示、そして容赦のない振動と路面からのノイズ――来場者は息をのんで見つめています。その後、映像の主で、DUNLOPのラリー用タイヤを履いた「SUBARU WRX STI」で全日本ラリー選手権に参戦する勝田選手と足立選手が登場しました。話は昨シーズンの振り返りから。勝田選手は「苦労の連続で、チャンピオンはとれませんでしたが、開幕戦のツール・ド・九州と第3戦の若狭ラリー、最終戦の新城ラリーは何とか優勝できました。勝てたラリーはDUNLOPタイヤとクルマのセッティングが、路面とよくマッチングしていましたね」とコメント。また、「とくにツール・ド・九州はDUNLOPが“マイスター”と呼ばれるほど強いところ。負けるわけにはいかず、10連覇を果たせてホッとしています」と付け加えました。そして2016年シーズンに向けては、勝田選手が「全日本のチャンピオンを奪還する」、足立選手が「もっとラリーの観戦者が増えるように活動していきたい。選手としてもより一層がんばります」と意気込みを語りました。
話題はラリーというモータースポーツの特徴へ。ドライバーの勝田選手は「ドライバーはクルマの性能を最大限に引き出す人」、コ・ドライバーの足立選手は「コ・ドライバーはドライバーをうまく指揮する人」と表現しました。それぞれに重要な役割分担があり、2人1組でクルマを速く走らせる――それがラリーの醍醐味だそうです。また、ラリーの楽しさについては、勝田選手が「いろいろな道を思い切り走れる」と表現。足立選手は「自分の指示通りにドライバーがクルマを走らせる」ことと力説していました。
最後に、2人の選手はラリーの“始めやすさ”を来場者に強調しました。基本のラリー用装備さえつければナンバー付きの車両で参戦できる、簡単に取得できる国内B級ライセンスでエントリーできる――。敷居の低さとともに、ドライビングスキルが飛躍的に向上するモータースポーツが、ラリーの真骨頂なのです。

 3タイトルのトークショーの後には、それぞれの回でゲストと来場者によるジャンケン大会が行われました。勝ち残った各回3名の来場者にプレゼントされたのは、ゲストのサインが入ったキャップと長餅。長餅はブースのテーマである“長持ち”に引っ掛けた景品でした。

ブースのテーマである“長持ち”を来場者のカップルや友達にも。
ハートのパネル前で写真撮影ができる専用コーナーを設置

今回のDUNLOPブースでは、タイヤ以外のユニークなコーナーも設置されました。ハートのパネル前でカップルや親子や友達、独り身はコンパニオンと一緒に写真撮影ができる「ハートで撮ろう!撮影パネルコーナー」です。ブースのテーマの“長持ち”とかけて、恋や仲良し関係が長続きするよう、DUNLOPから願いを込めて撮影場所を設けました。
また、ブース内にある4つのハートを探してもらう参加型イベントの「ハートを探そう!」も実施。すべてを見つけ人は、「ラッキーなコトがおとずれる(かも)」だそうです。ちなみに、ハートは低燃費タイヤの基本性能のアイコンであるグリーン(低燃費)、レッド(ロングライフ)、ブルー(快適)、オレンジ(操縦安定)の4カラーで構成。設置場所の答えは、グリーンのハートが中央ブースのエナセーブEC203の中、レッドのハートがステージ映像+ステージ側面、ブルーのハートが展示車の横に立つコンパニオンのネックレス、オレンジのハートが撮影パネルコーナーにありました。

野外イベントスペースの特設コースにおいて、DUNLOPタイヤでD1に参戦する今村選手が
ニューカラーのレクサスLFAで豪快な走りを披露

DUNLOPはブース以外でも来場者から大きな注目を集めました。野外イベントスペースに設けられた特設コースにおいてエキジビションマッチの「D1GP Kick Off Drift」が催され、そこでDUNLOPタイヤを装着して「D1 GRAND PRIX SERIES」に参戦する今村陽一選手(OTG Motor Sports)が豪快な走りを見せたのです。マシンはブラック&イエローのニューカラーで彩られたレクサスLFA。エンジンはNASCAR用のV8エンジンに換装されています。当日の今村選手は、東京オートサロンのアンバサダーである哀川翔さんを乗せて単独走行も披露。その過激な走りに、哀川さんは「人生が変わりそう」と感嘆していました。

モータースポーツの世界では時代の先端を走るクルマと長い時を駆け続け、最新のタイヤでは長持ちを徹底追求している事実を体感展示した2016年東京オートサロンでのDUNLOPブース。クルマを長く楽しむための活動を積極的に展開するDUNLOPに、2016年もぜひご注目ください。