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スタッドレスタイヤの
疑問に答えるQ&A

しっかり備えをして、
冬道の安心安全なドライブを
心がけましょう。

Q&A 目次

Q&A Category1

スタッドレスタイヤの基礎知識

Q1

スタッドレスタイヤって何?

スパイクタイヤからスタッドレスタイヤへ

スタッドレスタイヤとは、「スタッド=鋲(びょう)」が「レス=ない」タイヤということです。
以前は、タイヤに鋲のついたスパイクタイヤが主流でした。 しかし、道路への影響や、路面を削りながら走ることによる粉塵などから日本では使用されなくなりました。 現在では、鋲がないスタッドレスタイヤが主流となり、様々な技術によって日々進化し、より冬道を安全にする工夫がなされています。
ダンロップは、スタッドレスにも独自の技術を用い、ドライバーと同乗者の安全を守る為、より優れた走行性能、制動・グリップ性能を持つスタッドレスタイヤを開発しています。
WM02のトレッド拡大
Q2

夏タイヤとスタッドレスタイヤの違いは?

大きな違いは「ゴムの質」

スタッドレスタイヤと夏タイヤの大きく異なる点は、「ゴムの質」です。
スタッドレスタイヤのゴムは、過酷な冬道でも性能を発揮する必要があるため、低温域でもしなやかさを保つことができる性質を持っています。
さらに、滑りの原因となる氷上の水膜を除去するための工夫が施されています。
氷上の水膜を除去するために低温域でもしなやかなタイヤのゴム
Q3

スタッドレスタイヤは夏でも使えるの?

夏でも使えますが、夏タイヤと比較すると運動性能が劣ります。

夏でも使えますが、夏用タイヤと比較すると、走る・止まる・曲がるという運動性能が劣ります。
夏には夏用タイヤに履き替えましょう。
残り溝のチェック!

スタッドレスタイヤは溝の深さが新品時の50%摩耗したら冬用タイヤとして使うことができません。
タイヤサイドに表示された「スタッドレスタイヤプラットフォーム目印」が示す、接地面の溝内にあるプラットフォームが露出してないことを確認しましょう。

夏冬両タイヤのトレッドを横並びにし、違いをイメージしやすい絵
Q4

購入したタイヤの製造年度が古かったのですが、、、

3年間は同等の性能を保つことがタイヤ公正取引協議会で確認されています。

タイヤ公正取引協議会発信の内容

Q:製造から何年も経過したスタッドレスは、新品でも性能が低下しているの? A:適正な環境に保管されていたタイヤであれば、2シーズン前のタイヤでも同等の性能を保つことが確認されました。(タイヤ公正取引協議会 共催試験)
Q5

なぜ凍結した道路、冬道は滑るのか?

「滑り」の原因は、”水”

冬道の「滑り」の原因は、路面の氷上にできた「水膜」です。 水膜は、クルマが氷の上を走ると、車重が氷に圧力をかけ水分が溶け出すことによってできてしまいます。
0℃~-10℃で水は溶け出しやすく最も滑りやすい状態になります。温度がさらに低い状態であれば逆に水は溶け出しにくく滑りにくくもなります。
水膜イメージ
Q6

”水” 以外での「滑り」を誘発する要素とは?

低温時に硬化したゴム

温度が下がると水は溶け出しにくくなりますが、ゴムの性質上、低温で硬くなってしまうと滑りやすくなります。
本来、凹凸あるゴムの表面は、柔軟に路面に密着し接地面積を増やすことでグリップ力を維持しています。 しかし、低温時に硬化したゴムは、路面に密着しにくくなってしまい接地面積の減少につながり、「滑り」を誘発してしまいます。
Q&A Category2

スタッドレスタイヤの選び方

Q&A Category3

スタッドレスタイヤの交換時期と正しい使い方

Q14

スタッドレスタイヤは駆動輪だけ装着すればいいの?

全輪とも同一銘柄のスタッドレスタイヤを装着しましょう。

スタッドレスタイヤは夏用タイヤとは使用する目的が異なるため、性能が異なります。
駆動輪だけの装着ですと、車の挙動が乱れる恐れがありますので、全輪とも同一銘柄のスタッドレスタイヤを装着するようにしましょう。
Q15

スタッドレスタイヤでもチェーンは必要ですか?

スタッドレスタイヤでもチェーンが必要なことがあります。

「チェーン規制」は、一般的には駆動輪にチェーンを装着するか、全車輪にスタッドレスタイヤを装着する措置を講じていれば、走行可能なことが多いですが、路面状況が悪いときは、スタッドレスタイヤとチェーンの両方が必要な「全車両チェーン装着規制」が行われる場合があります。
この場合、スタッドレスタイヤを履いていたとしても、タイヤチェーンを装着しなければ走行できません。
各都道府県によって積雪または凍結した路面での滑り止め防止装置の装着措置が違うので、詳細は目的地や経路地最寄りの日本道路交通情報センターへ問い合わせましょう。
チェーンイメージ(カタログ内のイラスト)
Q&A Category4

スタッドレスタイヤの点検と保管の仕方

Q17

スタッドレスタイヤとして使えるのはいつまで?

プラットフォームを確認しましょう。

スタッドレスタイヤは溝の深さが新品時の50%摩耗したら冬用タイヤとして使うことができません。
タイヤサイドに表示された「スタッドレスタイヤプラットフォーム目印」が示す、接地面の溝内にあるプラットフォームが露出してないことを確認しましょう。
(プラットフォームは全4カ所の内、1カ所でも露出したらスタッドレスタイヤとして使用できません。)
プラットフォームで残り溝のチェック!
Q&A Category5

冬道の安全走行のために

Q19

凍結した路面は危険?

冬のドライブで突然遭遇する凍結路面(アイスバーン)はとても危険です。

冬のドライブで突然遭遇する、凍結した路面はとても危険です。 さまざまな「滑りやすい」ポイントをあらかじめ知っておくことが、冬の安全運転につながります。

こちらに「滑りやすい」ポイントを記載しています。

Q20

冬道の滑りやすいポイントとは?

雪道・凍結路の走行時は「あぶない!」という瞬間が突然やってきます。

とっさの判断ができるように、さまざまな「滑りやすい」ポイントをあらかじめ知っておきましょう。
トンネルの出入り口

トンネルの出入り口

眼の明暗順応で先の状況が見えにくいため、路面状況の変化を予測したドライビングが必要です。
カーブ

カーブ

遠心力でクルマは外へ、外へと流れやすくなります。対向車線にも気をつけましょう。
交差点

交差点

タイヤで凍結した路面が磨かれて、ツルツルなことが多い危険な場所です。
また雪の壁で交差点自体が見えないこともあるので注意しましょう。
山の陰

山の陰

氷がいつまでも溶けずに残っている可能性が高いです。細心の注意を払ってゆっくり走りましょう。
橋の上

橋の上

吹きっさらしの路面は凍結している可能性が大きいです。橋=凍結した路面と考えて、慎重に通過しましょう。
坂道

坂道

下り坂は止まりにくいので、事前に十分減速をします。上り坂では、発進時のアクセル操作を慎重にしましょう。
Q21

冬道を安全走行するための「ゆとり」をもった運転とは?

冬ならではの運転のコツを身につけましょう。

ゆっくり慎重に発進

ゆっくり慎重に発進

タイヤの空転を防ぐために、ローギアでゆっくりとアクセルを踏み込みます。
ローギアでスリップする場合はセカンドギアでの発進も、ひとつの方法です。
また、上り坂で発進するときは、より慎重に発進しましょう。MT車の場合は半クラッチなども上手に使いましょう。
加減速はゆるやかに

加減速はゆるやかに

コーナーでのスリップやスピンをさけるためにも、手前で十分に減速し慎重に曲がりましょう。
ブレーキも小刻みに踏んだり、エンジンブレーキを有効に使うことがポイントです。
また、わだちのある道ではハンドルを取られないように注意しましょう。
急ブレーキは禁物

急ブレーキは禁物

グリップが低下している冬道での急ブレーキは、タイヤがロックしやすく大変危険です。
スリップするだけでなく、ハンドル操作もできなくなります。
ブレーキペダルはかかとを床につけてゆっくりと踏む、エンジンブレーキを使うなど、冬ならではの運転のコツを身につけましょう。
車間距離をあける

車間距離をあける

雪道・凍結路では停止距離が非常に長くなります。
自車が余裕を持って止まれるならば、後続車にもその余裕を分け与える事ができます。
事故に遭わないためにも、前の車両との車間距離を十分にとって走行しましょう。
Q22

四輪駆動は安全なの?

四輪駆動車でも過信は禁物

四輪駆動車だからといって過信しないようにしましょう。四輪駆動車といっても、ブレーキ性能はほかの駆動方式と何も変わりません。
相対的に車体が重く、発進時にトラクションがかかりやすく安定している分、速度が出やすいのでブレーキ操作は慎重にしましょう。