CONTENTS Vol.1

「GRANDTREK」とは

どこへでも行けること。
どんな道でも越えていけること。

「GRANDTREK」は、四輪駆動車専用タイヤブランド。オフロードでの走破性、オンロードでの快適性。そのどちらも妥協しない性能は、ユーザーの自由な旅を支え続けてきました。30年以上の進化を経て、いまなお挑戦を続けるGRANDTREKの軌跡と思想をご紹介。

Photographer:Fruolux / Hayato Tsuchiya
Writer:igrec,inc. / Sho Yamaguchi

01|GRANDTREKの原点

四輪駆動の進化とともに
歩んできたブランド。

1990年代初頭、日本では“RVブーム”と呼ばれる四輪駆動車の人気が高まり、ランドクルーザーやパジェロ、テラノといった本格クロカン車が街中でも見かけるようになりました。アウトドアやキャンプといったレジャー文化の浸透により、一般ユーザーも未舗装路や雪道など、多様な道を走るようになっていったのです。

当時、多くのユーザーは乗用車用タイヤを流用しており、「専用タイヤがない」ことが課題でした。こうした声を受け、DUNLOPは1991年、四輪駆動車専用タイヤブランド「GRANDTREK(グラントレック)」を立ち上げます。

初期モデルでは、専用トレッドパターンや強化構造、耐摩耗性能など、四駆に求められる性能を1本に凝縮。以降30年以上にわたり、GRANDTREKは四輪駆動文化の進化とともに性能を磨き続けています。

「行きたい場所へ。超えたい道へ。」
その思いを胸に、GRANDTREKは今も挑戦を続けています。

02|ブランド名に込めた想い

「GRANDTREK(グラントレック)」それは、壮大な旅のはじまり。

“GRAND(壮大な)”と“TREK(長い旅・探検)”を組み合わせたブランド名には、「どんな道でも自らの意志で進んでいけるタイヤを」という想いが込められています。オンロードとオフロード、日常と冒険をシームレスに繋ぐ、そんな存在を目指したブランドです。

険しい山を越え、広大な荒野を進む。舗装路から外れたその先にこそ、ドライバーの本当の目的地がある。そんな思想を、私たちはブランドの名前に込めました。

この名前は、スピードや快適性だけを追い求めるのではなく、「どこへでも走って行ける自由」を提供するためのブランドであるという、DUNLOPの意思表明でもあります。

クロスカントリー車に求められる信頼性・耐久性・悪路走破性を支える設計思想の根底にあるのは、ユーザーの行動そのものへの共感。クルマを“ただの移動手段”として捉えるのではなく、旅そのものを楽しむための“道具”として捉える。GRANDTREKは、その想いをずっと貫いてきました。

03|信頼は、進化し続ける

GRANDTREKは誕生から30年以上にわたり、オフロード性能を追求しながら、その時代に合わせた高速性能、耐摩耗性能、静粛性といった複合性能を高めて、常に進化してきました。これは日本だけでなく、オーストラリアや中東地域の過酷なフィールドで鍛えられたからこそ実現できたものです。

技術の進化に伴い、タイヤの要件も変わります。ですがGRANDTREKにおいて変わらないのは、「走りたい人の気持ちを支える存在であること」。それが、ブランドにとって最も大切な“軸”です。

AT(オールテレーン)、MT(マッドテレーン)、そしてRT(ラギッドテレーン)と用途別にモデルが拡充された今もなお、その根底にあるのは「どこに行っても、どんな道でも、GRANDTREKがあれば安心感をもって進める」という、ユーザーへの約束です。

04|未来へ向けて

次の“道”を描くのは、
ドライバー自身。

現代のSUVは、アウトドアの相棒であると同時に、日常を快適に彩るプレミアムな移動手段でもあります。そんな多様化したニーズに応えるため、GRANDTREKは今、新たなフェーズへと進もうとしています。

舗装路も、悪路も。都市も、自然も。あらゆる路面に対応できるようにラインアップを拡張し、「本当に必要とされる性能」を提供し続けます。

GRANDTREKは“どこへ行きたいか”という気持ちに応えるブランドです。道の条件ではなく、ドライバーの意志こそが進む力になる。

“行きたい場所へ。超えたい道へ。”
その想いを胸に、私たちは進み続けます。