氷と雪。それぞれに対応するタイヤ性能は、実は相反するものです。
氷をグリップするためには、広い設置面積が必要。
しかし、雪上を進むためには、大きな溝がある方が有利なのです。
冬タイヤの開発には、そんな相反する条件が100以上も存在します。
北海道にあるテストコース。冬タイヤの様々な課題を見極め、相反を乗り越えるために厳しい試験が繰り返されています。
そこで得られた数値データは、各部門の専門チームで解析。いくつもの試作を重ねて、ひとつの理想へと収斂させていくのです。
私たちは常に、安全の最適解を追求しています。
タイヤ開発において、氷はまるで「生き物」のようです。
気温や湿度、氷盤の温度など、ほんのわずかな変化でも、氷は全く違う表情を見せ、制動距離に影響を与えます。
国内最大級の規模を誇る、ダンロップの屋内氷上施設「NICE」。
ここでは天候に左右されずに、実験において最も重要な一定の環境下で、精度の高い数値データを日々得ることが可能です。
ダンロップの屋内氷上施設「NICE」では、街のアイスバーンを想定した氷盤で、ゴムの成分、配合率、パターンや構造など、様々な条件を変えて、精密な計測を繰り返す。
最先端の氷の世界で、妥協なきテストは続きます。
理想を追求したスタッドレスタイヤは、やがてあなたのクルマの足となり、実際の路上へと踏み出します。
溶けた氷が再氷結したブラックアイスバーンや、踏み固められた圧雪路、氷点下の風で凍った橋の坂道など、冬の街の危険な道は、すべて通ってきた道です。
だからこそ、私たちはその性能に自信があります。
もし夏と冬にタイヤ交換をするなら、購入費用はもちろん
年に2回の脱着作業、さらにシーズンオフにはタイヤ4本分の
保管スペースの確保が必要になります。
そんな悩みを一挙に解消するのが、オールシーズンタイヤです。
オールシーズンタイヤは、その名の通り一年中、交換なしで快適に走ることができ、急な積雪でも、夏の夕立でも、十分なブレーキ性能を発揮。
晴れの日のロードノイズも夏タイヤ並みに静かです。
年に数回しか雪が降らないエリアにお住まいなら、このタイヤがストレスフリーなライフスタイルの近道になります。
事故のない世界へ、
ダンロップの挑戦は続く。
冬タイヤの理想を追求した、ダンロップのスタッドレスタイヤとオールシーズンタイヤ。
しかし新製品を送り出して、すべてが完成するわけではありません。
お客様からの声や、進化する最新技術を取り入れながら、事故のない世界を目指して、
ダンロップの挑戦は続きます。