北国に暮らす人々が日常的に走っている、
積雪で滑りやすく凍結した峠道「冬の難所」。
WINTER MAXX 03は、彼らの安全な走りを支え、
そのグリップ力を日々実証しています。
日本各地の難所に
WINTER MAXX 03が
挑んでいく。
小樽市と余市郡赤井川村の境にある国道393号の峠。
カーブや下り坂が多く、事前の減速とエンジンブレーキを活用して慎重に走行するのがお薦めです。
直線になる道が 唯一の追い越しポイントなのですが焦ってしまうとスリップしやすいので注意が必要です。
カーブの多い斜面 標高差があり路面の状態が不安定
毛無峠は右に左にカーブが続くので
外側に落ちているカーブってすごく怖くて。
WINTER MAXX 03は、安定感、安心感がありますよね。
福島市と山形県米沢市などを結ぶ国道13号は降雪量が多く、急こう配や、
急カーブの難所があり冬の時期では大型車両の立ち往生が多く発生します。
大型車両等の立ち往生が東北1位であったことも。
ついスピードを出してしまう直進コース 市街地には信号もあり停止シーンが多い
大型車が前にいると、信号が全然見えなくなって
急に止まろうとしても止まりきれない。
WINTER MAXX 03は、止まってくれる感じがいいですね。
石川県金沢市から岐阜県岐阜市までの県庁所在地同士を結ぶ国道路線ですが
県境の峠は冬の難所として知られ、冬期間通行規制により1年の半分近くが通行止めになるほどの豪雪地帯。映像の中にも出てくるトンネルの出入り口付近は冬期間になると凍結しやすいので注意が必要です。
トンネルが多く雪道とドライのコントラストが激しい 出入り口付近では凍結も多い
毎年凍って、ハンドル取られてトンネルから出たとき路面が凍っている
ときが一番怖いですね。
WINTER MAXX 03は、安心感ありますね。
札幌と道南をつなぐ最大標高835mの峠道。
冬でも交通量が多いエリアで雪がタイヤで踏み固められ、
圧雪アイスバーンが多く発生し、滑りやすくなっています。
路面変化がすごい
アスファルトかと思いきや
ブラックアイスバーン
アスファルトかと思ったらブラックアイスバーンだったり、
路面変化がすごい。WINTER MAXX 03だと、
吸い付きというか安定性がいい感覚は間違いなくありますね。
岩手県盛岡市と宮古市を結ぶ国道106号。
その旧道は急カーブや急こう配、トンネルが連続する難所で、
冬の時期は地吹雪や路面凍結で追突事故などが多く発生します。
急な下り坂でスピードが出やすい標高 地吹雪による視界不良
冬場は通りたくない道ですね。急な下りのカーブも凍結していて
曲がりきれなくて本当に怖い。WINTER MAXX 03 は
しっかり掴んでいる印象があって曲がりきれますね。
標高2,000 mを超える最も高い地点にある国道の1つ。
橋やカーブが多く、冬期は立ち往生する車が多数。
つい絶景をながめてしまいそうになるので運転にはご注意を。
日中溶けた雪が夕方凍結
空中橋、S字、ヘアピンなどの
カーブの連続
日中に溶けた雪が夕方にまた凍っていて、仕事の帰り道、
いつも怖い思いをしていました。WINTER MAXX 03 は、
カーブも曲がりやすくて、運転が上手くなったような気がします。
「冬の難所チャレンジ」と銘打った企画で、この地を訪れないわけにはいかないだろう。今回の舞台は、日本で最も過酷な冬道がそこかしこに点在する“北の大地”、北海道である。
尋ねたのは北海道の北東、主に「オホーツク」と呼ばれるエリアで、国道333号から北見峠を越え、国道273号に至る内陸部を走行した。
「年間走行距離はプライベートで15,000kmほどです。営業職で広い北海道を日常的に移動していますから、それを合わせると…何万キロになるのか想像できませんね(笑)。
愛車はFFのホットハッチで、冬のドライブでは気を遣う場面も多いクルマです。WINTER MAXX 03でのチャレンジ、非常に楽しみです!」
「北海道を旅行する方に気を付けてほしいのは、一般道での巡航速度が速めということでしょうか。ご存じの通り北海道はとにかく広いですから、移動時間短縮のために雪道でもハイスピードで走る車が多いんです。 レンタカーなどで運転する際には、『急』のつく操作をしないことと、『車間距離』を十分に取るように心掛けてくださいね。 私はこれまで大きな事故に遭ったことはないですが、雪道を運転するときは、この2つの鉄則をしっかり守っているからだと思います」
「アイスバーンは危険の代名詞みたいなものですが、昼間に溶けた雪が“凍り始める時間帯”というのが一番怖いんです。水が完全に凍っているほうがまだグリップがあるのですが、タイヤに水が入っていくような状態だと本当にツルツルになりますから」
「交差点付近はどうしてもアイスバーンになりがちなんですが、わざと強めにブレーキングしてもABS(アンチロック・ブレーキ・システム)が作動しませんでした。タイヤがしっかり氷を捉えている感覚があり、より安心してコーナリングできました」
「このような峠道もそうですが、山間部は風が吹くと雪が積もりやすいから危険を感じることが多いです。
降雪の有無はもちろんのこと、どのくらい風が吹くかで路面状況が変わりますので、風向きや風速は気に留めておくようにしています」
「雪道での急発進を試してみたんですが、今までよりもスムーズに発進・加速ができた印象です。コーナリング時も、サマータイヤに近いイメージで曲がっていくことができたと思いますし、シャーベット状の積雪路面でも楽しいほどにグリップ力があり、ついアクセルを踏み込んでしまう場面があったほどです(笑)。
あとは静粛性も高いですよね。スポーツタイプの車はサスペンションも硬めでタイヤノイズも大きくなりがちですが、ドライ路面になったときのタイヤノイズもほとんど気にならないのには驚きました。
それでいてコストパフォーマンスはWINTER MAXX 03はかなり高いですからね。グリップ力、安定性、成熟性が高いレベルで実現されたタイヤだと思いますね」
同席していただいた奥さまとは、ドライブが共通のご趣味だという藤本さん。夏はバイクで、冬はクルマで
遠出することも多いのだという。ご夫婦の安全な冬の旅の傍らで、これからもWINTER MAXX が活躍してくれるはずだ。
路肩には除雪された雪が積み上げられ、まさに雪国といった風情。
今回の「#DUNLOP 冬の難所チャレンジ」は、
スキー場が多く集まるエリアとしても知られる蔵王にやってきた。
「大学3年のときに免許を取って以来ですから、30年近く東北の道を走ってきました。若い頃は大型SUVにも乗っていましたが、ライフスタイルに合わせてワゴンタイプやセダン。最近はコンパクトカーと、妻の軽ハイトワゴンの2台になります。
今日はWINTER MAXX 03を、軽ハイトワゴンに装着してきました。家族の車で、安全性には気を遣っていますから、その性能が楽しみです」
「例年の積雪はもっと多いのですが、今日も先日降った雪がまだ路面にも所々残っている状況ですね。 ヘアピンカーブの連続ですから、カーブに合わせてしっかりと減速していかないとスリップの危険は大きいんですよ。斜面や木の陰になっているところは雪が残りやすく、アイスバーンになっているところもあります。 冬の間の運転は、やっぱり緊張するから疲れますね」
「雪の量としては山形のほうが多くて冷え込みも強いんですが、実はドライブに関してはそのような路面の方が走りやすいですしグリップも効くことが多いんです。
一方、宮城県側では夜降った雪が昼間には溶けてしまうくらい気温が上がります。ところが、溶けた水が夜から朝にかけては凍ってしまい、ブラックアイスバーンになってしまいます。だから運転は、宮城側のほうが緊張するかもしれないですね」
「山形県でも日本海側の酒田市に単身赴任していた時のことです。夜間に運転する必要があったんですが、地吹雪というか、前がまったく見えないほどの、いわゆるホワイトアウト状態を経験したことがあります。特に夜は、ハイビームやフォグランプを点けると、視界が真っ白に飛んでしまうので余計に危ないんですね。前の車も対向車も見えないですから。家族も心配するので、極力夜間は雪道を走らないようにしています。あとは、常に行き先の天気や温度をチェックすることも大切です」
「雪の降り始めで、まだ除雪車が通っていない状態だと、いろんな車の轍が付いていますから、ハンドルを取られるケースは注意ポイントかと思います。
また除雪車が大量の雪を道の外に排出してくれるのはありがたいのですが、その除雪車の轍が危ないということもあります。大型車の轍ができて、それが凍結して固くなっていたりすると、ハンドルを取られてまったく制御できなくなりますから。私もいちど、スピードが乗っていたときに轍にハンドルを取られて、ブレーキをかけたものの轍から出ることができず、ガードレールぎりぎりで止まれた、ということもありました」
「軽ハイトワゴンは車高が高いので、横風を受けやすいんですよね。今回03を実際に運転してみて、縦方向のグリップはもちろんですが、横グリップが以前より進化していると感じました。
若干水分を含んだ“キシキシ”した重めの雪が残っているカーブがあったのですが、そんな場所でも安心感のあるドライブができましたね。
WINTER MAXX 03の進化には本当に驚きます。ブレーキポイントは昔の方が明らかに手前でしたし、静粛性も格段に上がっています。
この車は普段は妻が乗っていますが、WINTER MAXX 03ならより安心して子どもたちの送り迎えもできますし、単身赴任していても安心感は高いですね」
離れて暮らす家族をつなぐ、冬の道路とクルマ。
その“つながり”がいつも、安心・安全なものであるために、WINTER MAXX はこれからも進化していく。
「#DUNLOP 冬の難所チャレンジ」、今回は豪雪のイメージも強い新潟にやってきた。愛車のミニバンでWINTER MAXX WM03を試していただくのは、小学校教諭の相沢さんだ。教員ということもあり、何年かに一度の異動も珍しくない。
チャレンジの舞台として選んでくれたのは、10年程前、自宅のある柏崎市から十日町市の学校に通っていたときに毎日往復していたという国道353号だ。
「生まれも育ちも新潟で、運転歴は22年になります。クロカンやコンパクトカー、ミドルサイズSUVでも、さまざまな冬タイヤを経験してきました。WINTER MAXX WM02も使っていたことがあるので、今回は03がどれだけ進化しているか楽しみです! 今年は例年に比べて雪が少なめですが、先週の大雪で路面にはまだ雪が多いコンディションです。気をつけて行ってきます!」
「今年は比較的雪が少なく、今日は除雪も行き届いているので、冬の路面コンディションとしては良いほうだと思います。
ただ、今日も氷点下ギリギリの気温ですし、場所によっては凍結路面もあり得ますので、最新のスタッドレスタイヤといえども過信せずに運転しないといけません」
「国道353号は山間部を通り抜ける峠道ですから、山肌の谷部分をスムーズに走るために橋も多くかかっています。橋の上は風の通り道になっていて、周囲に比べても気温が低いので、思いがけない場所が凍結していることも少なくありません。
また、橋の接続部分などは路面が金属になっている部分もありますから、特に注意して通過するようにしています。
道路脇に手すりがあり、橋であることが確認できたら、とにかく前もって減速することが大切です」
次に相沢さんが挙げてくれた注意ポイントは、「下り坂の急カーブ」。実は相沢さんは過去に、まさに“下ってくるトラック”のスリップに巻きこまれ、もらい事故をした経験があるという。
「当然のことですが、雪道ではドライ路面よりも車は“曲がりにくく”なります。自分のクルマはちゃんと車線をキープしていても、対向車が曲がれずに車線を越えてくることもあるわけです。私がもらい事故に遭ったときは、2トントラックが坂を下ってカーブに入ってきたんですね。その瞬間はスローモーションのように覚えていて、トラックのドライバーも曲がろうとはしているんですが、もう制御できない。
『あー、ごめん。ぶつかる!』という感じで、衝突しました。幸い、お互いに車速は低かったのでエアバッグが作動することもありませんでしたが、万が一のことを考えると今でも恐ろしいです」
「小岩峠もピーク部分は主にトンネルになっていますから、トンネル内は基本的にはドライ路面。坂を登り切った場所でもあるので、トンネルの出口に向けて、意図せずにスピードが乗ってしまうこともあります。
しかし、トンネル内はやや温かいのか、トンネルから雪が溶け出していることもあり、それが出口で凍っているケースもあるんです。トンネルの出口手前では、十分に減速することを心掛けています」
「WINTER MAXX WM02もコンパクトカーに装着していたことがあって、自分ではお気に入りのタイヤだったので、今回はその違いに非常に興味がありました。
結論からいうと、氷上性能が大きく進化していると感じましたね。注意ポイントにも挙げた『橋の上』などでとくにわかりやすかったのですが、WINTER MAXX WM02よりもさらに安心して乗ることができましたね。
橋の上はちょっと滑ると感じたこともあったんですが、WINTER MAXX WM03は滑りそうな“怖さ”がない。また、ミニバンは車重もありますから、やはりブレーキ性能が気になっていました。でも、コンパクトカーと比較しても遜色ないグリップ力、制動力を体感できました。
ミニバンは大切な家族と多人数乗車することも多いですから、安全性をとにかく重視しなくてはいけません。雪道のリスクは想像以上に高いですから、タイヤだけは本当に信頼できるものを選びたいと考えています。やっぱりDUNLOPは間違いないですね!」
この「冬の難所チャレンジ」の公開を、学校の子どもたちも楽しみにしてくれている、と語る相沢さん。
子どもたちの笑顔のために、WINTER MAXX WM03は毎日の通勤の安全を、足元から守っていく。
福島県と山形県の県境に位置する栗子峠。標高は600メートルを超え、冬になると積雪や凍結によって厳しい走行環境へと変わる。市街地では雪が溶けていても、峠に入った途端にアイスバーンが広がることも珍しくない。トンネルを抜けた先の路面状況の急変や、吹雪による視界不良など、冬の栗子峠は予測不能なリスクに満ちている。
「冬道では、どれだけ運転に慣れていても油断は禁物。特にアイスバーンでは、タイヤの性能がダイレクトに影響してきます。WINTER MAXX 03、楽しみです!」
栗子峠の厳しい冬道にいま、愛車のSUVが走り出す。
佐藤さんは、福島県に住む雪道歴20年のドライバー。通勤で片道30km、往復60kmもの距離を走るため、冬タイヤの性能や耐久性には人一倍こだわりを持つ。 「1番目、2番目はコンパクトカーに乗り、現在はSUVに乗っています。長距離を走ることも多いので、冬場のタイヤ選びはとても重要ですね。トンネルを抜けた瞬間に路面が凍結していて、ブレーキを踏んでもなかなか止まれなかったことがありました。幸い、ギリギリで止まれましたが、あの時のヒヤリとした感覚は今でも忘れません」
「WINTER MAXX SJ8はとにかく耐久性がありました。今回はWINTER MAXX 03に履き替えたので、その違いをしっかり感じたいですね」
栗子峠は、かつて奥羽越街道の難所として知られる。東北中央自動車道の開通により交通量は減ったものの、現在も国道13号を構成する重要なルートだ。道路の標高でも600メートル以上に達する高所であり、冬になると積雪や凍結による過酷な環境がドライバーを待ち受ける。
栗子峠の冬道で特に厄介なのは、市街地との気温差による路面状況の変化だ。
「市街地では雪が溶けていても、峠に入ると一気に凍結していることがあります。特にトンネルを抜けた直後などは、アイスバーンになっていることが多く、注意が必要ですね。トンネルを抜けた直後の交差点では、一度スリップして止まりきれず、前の車に追突しかけたこともあります。除雪車が通った後、道路脇には高さ2メートル近い雪の壁ができます。特に交差点では、どこから車が出てくるか分からないので、本当に慎重に進むようにしています。それに、チェーンを装着した大型車が走った後のボコボコの路面が、そのまま凍結していることもあって、ハンドルを取られやすくなるんです。仕事帰りにホワイトアウト状態になり、まったく前が見えない中を走ることがありました。気づいたら前に低速で走る車がいて、危うく追突しそうになりました。ハザードを点けてゆっくり走りながら、なんとか事故は避けましたが、本当にヒヤッとしましたね」
「ブラックアイスバーンになっている場所を何度か通りましたが、しっかりグリップしている感じがありましたね。こういう場面でブレーキを踏むのは怖いものですが、WINTER MAXX 03はスッと止まるので安心感がありました。信号待ちで止まるときも、スリップに強くちゃんと止まるので、余計な神経を使わなくていいのが助かります。カーブでも滑る感覚がなく、しっかり路面を捉えてくれている印象です。チェーン跡が固まったボコボコの道を走ると、普通はステアリングがブレやすいんですが、WINTER MAXX 03は比較的安定していますね。ハンドルが取られにくいので、細かい操舵修正が少なくて済むのは運転していて楽です」
「冬タイヤって、どうしてもロードノイズが大きくなりがちなんですが、WINTER MAXX 03は思ったより静かでした。特に乾いた路面では、スタッドレスを履いていることを忘れるくらいスムーズに走れます」
氷上・雪上・圧雪・悪路、さまざまなコンディションを走行した佐藤さん。その中でWINTER MAXX 03が見せた安定感は、冬の栗子峠において大きなアドバンテージとなった。
宮城県北部、大崎市と秋田県湯沢市を結ぶ鬼首峠(おにこうべとうげ)。かつて交通の要衝として栄えたこの峠道は、冬になると厳しい自然環境に包まれる。連続するカーブ、積雪による道幅の狭小化、そして視界を奪う吹雪――鬼首峠を冬に安全に走るには、高い運転技術と信頼できるスタッドレスタイヤが不可欠だ。
「冬道の運転では、どれだけ慣れていても絶対に油断できません。特にカーブや下り坂では、しっかりとグリップしてくれるタイヤが重要ですね」
長年の経験を持つ西田さんは、最新スタッドレスタイヤ「WINTER MAXX 03」の走行性能をどう感じたのか? いざ、鬼首峠の冬道へ――。
宮城県大崎市に住む西田さんは、鬼首峠の出身。生まれ育ったこの地の冬道の厳しさをよく知るドライバーだ。現在は市内の病院で事務の仕事をしているが、週末には家族と車で出かけることが多い。
「車に乗り始めてもう20年になります。最初はクーペ、その後スポーツセダン、ミニバンと乗り継ぎ、今はSUVですね。高校卒業後に最初に乗ったクーペで雪道の事故を起こしてしまい、そこからより安定感のある車を選びながら冬道の運転スキルを磨いてきました。この地域ではスタッドレスタイヤは欠かせませんが、モデルによって走行性能がかなり違う実感はあります。ミニバンのときはWINTER MAXXの初代を履いていて、その後は妻の車でWINTER MAXX 02も使っていました。そして今回、WINTER MAXX 03ということで、これまでとの違いがどう感じられるのか楽しみですね」
宮城県大崎市と秋田県湯沢市を結ぶ鬼首峠(おにこうべとうげ)。標高およそ820メートルのこの峠は、古くから重要な交通路として利用されてきたが、冬になると積雪や凍結による厳しい環境へと変わる。
「雪が降ると道路の端に除雪された雪が積み上がるので、実際に走れるスペースがかなり狭くなります。そこに大型トラックが来ると、すれ違いに気を使いますね。特にカーブの多い場所では、見えないところから突然トラックが現れることもあるので、注意が必要です。鬼首峠は知っている道だからこそ、慎重に走ります。特に冬は、いつもと同じ感覚で運転していると、思わぬ危険に遭遇することもありますからね」
「冬の下り坂では、エンジンブレーキを意識して使います。ブレーキを強く踏むのではなく、じわじわと減速していくのがコツですね。カーブの途中でブレーキを踏むとスリップしやすいので、減速はカーブに入る前にしっかり終わらせておくようにしています。圧雪でもアイスバーンでも、無理に加速しないことが大事ですね。アクセルを踏めばしっかり進むし、ブレーキを踏めばきっちり止まれるスタッドレスタイヤが理想です」
「今までのスタッドレスタイヤは、アイスバーンの上では『滑るかもしれない』と警戒しながらブレーキを踏んでいました。でも、WINTER MAXX 03は、いきなりガツンと止まるのではなく、じわじわと効いてくれる感じがあって、すごく安心感がありました。止まるだけじゃなく、発進もスムーズですね。アクセルを踏んだときに、雪道でもしっかりと駆動力が伝わるので、無駄な空転を感じませんでした。右に左にしっかりと曲がれるので、コーナリング中も不安がないです。特に圧雪路のカーブでは、ハンドルを切った後に『少しズレる』感覚がありましたが、WINTER MAXX 03はしっかりグリップしてくれるので、スムーズに曲がれました」
「冬タイヤって、雪道ではゴツゴツした音が出ることが多いですよね。でも、WINTER MAXX 03は、圧雪路でもアイスバーンでも音が気にならなかったです。SUVの静かな車内とも相性が良くて、長距離でも快適に走れそうですね」
「止まる・曲がる・進む」、すべてのバランスが取れたWINTER MAXX 03。西田さんの実走行を通じて、その性能が証明された。
冬の峠道は、時にドライバーに試練を与える。今回の「#DUNLOP 冬の難所チャレンジ」の舞台は、秋田県と青森県の県境に位置する発荷峠。十和田湖へと続くこのルートは、美しい風景とともに、冬のドライブでは積雪や凍結との闘いとなる。
「冬タイヤは進化していますが、やっぱり凍結路は怖いもの。今回の走行でWINTER MAXX 03の本当の実力を試してみたいですね」
冬道を知り尽くしたドライバーは、最新のスタッドレスタイヤをどう評価するのか? 発荷峠でのチャレンジが、いま始まる。
四季がはっきりとした秋田で生まれ育ち、大学卒業後に地元へ戻った菅原さん。現在は森吉ダムの管理業務に従事し、厳冬期の道路状況にも精通するベテランドライバーだ。
「運転歴はもう35年になりますね。最初はセダン、その後はSUV、ミニバンと乗り継いできました。大型の車も好きでしたが、ホワイトアウトでの事故を経験し、家族のことも考えて今はSUVに乗っています」
東北の厳しい冬道を長年走り続けてきた菅原さん。かつて大事故も経験しており、慎重な運転が身についている。
冬の道路は、日中と夜間の気温差で一変する。特に発荷峠のようなルートでは、晴れていたと思ったら突然の吹雪に見舞われることも珍しくない。「経験を積んだからといって、雪道は決して油断できない」と、菅原さんは語る。
秋田県と青森県の県境に位置する発荷峠(はっかとうげ)。十和田湖を望むこの峠道は、ドライブルートとしても人気が高いが、冬になると積雪や凍結がドライバーを試す過酷な環境へと変わる。標高は600mを超えており、急カーブとアップダウンが連続するため、冬道走行には細心の注意が必要だ。
この発荷峠を日常的に走る菅原さんは、これまで何度も冬道の厳しさを体感してきた。
「発荷峠は、晴れていても気が抜けません。冬はブラックアイスバーンができやすい場所が多いので、カーブや橋の上では特に慎重に運転するようにしています。あと、天候が変わりやすいので、突然吹雪に見舞われることもありますね」
「また、別のミニバンに乗っていたとき、ホワイトアウトに巻き込まれました。とにかく前が見えない。『仕事に遅れちゃう!』と焦っていたら、突然視界が開けたんです。でも、その瞬間、目の前に10トントラックの後部が…。慌ててハンドルを切ったものの、そのまま左の壁に突っ込んでしまい、車はほぼ廃車。あのときは本当に死んだと思いましたね。エルグランドに乗っていたとき、登り道で突然ズルッと滑ったんです。対向車がいなかったから助かりましたが、そのまま対向車線に飛び出しそうになって、何とか壁にぶつかって止まりました。もし対向車がいたらと思うと、今でもゾッとしますね」
「発荷峠には、登りながらカーブする箇所がいくつかあります。特に雪が積もっていると、思った以上にハンドルが取られますね。逆に帰りは下りながらカーブするので、スピードが乗ってしまいやすく、ブレーキをかけるタイミングが難しいんです。除雪はだいたい夜中の2〜3時に入ることが多いですが、それ以降は朝まで除雪されないことがほとんどです。だから夕方に走ると、雪がガチガチになっていてかなり滑りやすい。夜勤のときは、行きと帰りで路面の状況がまったく違うこともあります」
「最初に走り出した瞬間から、グリップ力の違いを感じましたね。特に凍結路では明らかに違う感覚です。慎重にブレーキを踏むべき場面でも、WINTER MAXX 03ならしっかり止まれる。まるで夏タイヤを履いているみたいな安心感がありました。カーブの途中に“テカテカ”した路面があったんですが、そこを通過するときの安定感がすごかったです。WINTER MAXX 03はしっかりグリップしてくれるから怖くない。これなら家族が運転するときも安心感がありますね。
「このタイヤは本当に静かですね。乾いた路面でも走りましたが、サマータイヤと変わらないくらいの乗り心地でした」
スタッドレスタイヤは、冬道での安全を守る生命線ともいえる存在。その性能がドライバーの安心感につながることを、菅原さんは改めて実感した。